この記事の監修者
宮越 総一朗(ペット霊園アニマルパーク園長)
家族の一員であるペットちゃんを手厚く見送ってあげたい!その『想い』を大切に寄り添える霊園でありたいと考えており、ペットロスに対する専門家である1級動物葬祭ディレクターを取得しております。
この記事の監修者
宮越 総一朗(ペット霊園アニマルパーク園長)
家族の一員であるペットちゃんを手厚く見送ってあげたい!その『想い』を大切に寄り添える霊園でありたいと考えており、ペットロスに対する専門家である1級動物葬祭ディレクターを取得しております。
大切なペットが亡くなったあと、何をしたらよいのか、どのような方法があるのか分からないことが多いはずです。
ここでは、ペットが亡くなってから供養までに行うべきことも交えて解説します。
この記事を読めば、ペットが亡くなってからの流れについて理解でき、あなたのペットにあった最適な供養方法を検討できるでしょう。
大切なペットが亡くなり悲しいでしょうが、亡くなったと思われる際に行う大切な事項のため、以下の項目を確認しましょう。
それぞれの項目について解説します。
大切なペットが亡くなってしまった際は、以下3点を確認し死亡の判断をしましょう。
呼吸停止の確認 | 口や鼻、お腹の動きなどを見て呼吸の有無を確認しましょう。 |
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心肺、脈の停止の確認 | ペットの胸、後肢の付け根にあたりに手を当てて鼓動の有無を確認しましょう。 |
対光反射の消失 | ペットの目に光をあてて瞳の反応の有無を確認しましょう。(失明を防ぐために上記2点の後に行いましょう。) |
ペットの遺体安置にまず必要なものを以下で確認しましょう。
・箱またはペット用の棺
・ドライアイス
・遺体を包む用のタオル
・敷き用の布団またはタオル
上記をものを準備し、以下の流れで、安置を行います。
1.身体を清める | お湯などで湿らせたタオルを準備し、汚れてしまった毛や口元、目元を拭きます。その後、ブラッシングで毛並みを整えましょう。 |
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2.眠っているように体勢を整える | 亡くなってからおおよそ2時間前後で死後硬直が始まります。死後硬直で足が伸びきって動かなくなってしまいます。動かなくなってしまうも棺に収まらなくなってしまうのです。死後硬直が始まる前に四肢を優しく折り曲げ、お腹へ寄せてあげましょう。もしも、死後硬直が始まってしまった場合は無理に折り曲げてはいけません。関節が外れてしまうこともあるので、そっとしておきましょう。 その後、遺体をタオルや毛布で優しく包んであげます。 |
3.棺となる段ボールなど箱へ入れる | 段ボールや木箱を用意し、棺とするための準備をします。死後硬直がゆるくなってくると、遺体の口や身体から体液が漏れ出てしまうので箱のなかにティッシュやペットシーツを敷きましょう。 |
4.遺体を保冷し安置する | ドライアイスや保冷剤を箱のなかへ入れ、遺体の腐敗を防ぎましょう。特に腹部と頭部から腐敗が始まるため、お腹と頭を中心にドライアイスなどを置くことで傷が傷みにくくなります。ただし、ご遺体に結露が付着しないよう注意しましょう。できるだけ温度を下げ、涼しい部屋で安置してください。 |
5.お供えをする | 遺体のまわりにはお花を供え、好きだったおやつやフードなどを置いて時々声をかけ、寂しくないようにしてあげてください。ご家族で囲んで思い出を語り、最後のお別れをしましょう。また、棺に収め火葬してあげたいものも準備すると良いでしょう。 |
ペットの火葬は、死後2日〜10日が多く行われています。
亡くなってからすぐに火葬を行わなければと焦る必要はありません。ドライアイスなどで充分な保冷安置がされていれば、最長10日程度は腐敗を遅らせ綺麗な状態を保つことができます。
火葬を焦って行わずに、家族で見送ってあげるなど、自分とペットにとって、何が最高のお別れになるのかを充分に考えてからでも遅くはありません。
ペットの遺体安置後火葬にて葬儀を行います。
その中で、ペットの火葬方法には以下の3つがあります。
合同火葬 | 合同火葬は、他のペット達とまとめて火葬を行う方法です。 他の火葬と比較し一番安価な火葬方法となります。忙しく時間が作れないなかでも、大切な亀をしっかり供養することができる方法です。 しかし、他のペットと合同で火葬されるため手元に遺骨として戻って来ないので、亀の遺骨を残したいという方は注意しましょう。 |
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個別火葬 | 個別火葬は、個別に遺骨が残るため合同火葬と異なりうさぎの遺骨を残すことができます。 火葬の際に遺族は立ち会わず、火葬業者が行います。スタッフがご遺体をお預かりして焼き上げ、その後でお骨を返すかたちを取ります。 これまで生活してきたうさぎのために火葬を行いたいですが時間を確保することが難しかったり、火葬の立会でつらく悲しくなってしまう方は利用するのが良いかもしれません。 |
立会火葬 | 立会火葬は家族が立会を行い人間のように火葬を行う方法です。 うさぎの遺体を火葬業者へ持ち込み、火葬をしてもらうやり方になります。 立会火葬では、お別れを行い、火入れ、お骨上げと段階を踏んで行うため気持ちの整理をしやすくできます。 人間の火葬のように同じ供養をするため、合同火葬や個別火葬と比較し料金はやや高めになります。 |
基本的にペットが亡くなった際に手続きは必要ありませんが、犬が亡くなった際は、必要になります。
犬の場合、死亡から30日までに飼育を始めた時に届け出をした市区町村もしくは保健所に、死亡届けを提出しなければなりません。
届け出の情報として飼い主の住所、氏名、犬の死亡年月日、登録番号を報告する必要があり、犬鑑札、狂犬病予防注射済票、死亡届を提出します。
ペットの供養方法として、一般的には以下があります。
合同墓 | 合同墓は、他のペットの遺骨と一緒にまとめて埋葬するお墓です。 合同墓では、遺骨は火葬後に霊園側に引き取られます。全てのペットの遺骨が一緒に埋葬されるため、後から自分のペットのものだけを取り出すことができません。年間管理費や追加費用などがかからないので、なるべく費用を抑えられるメリットがあります。 また、霊園によっては定期的な法要も行われており、ペットに対する供養も問題ありません。合同墓には、専用の大きな墓石や花壇を設けるなどして周囲が明るくなるような工夫も施されています。 |
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手元供養 | 手元供養とは、ペットの遺骨を手元に置いて供養することです。 細かくした遺骨の一部を容器に入れて保管します。容器に保管するだけでなく、常に身に付けられるペンダントにすることで亡くなったペットを身近に感じることができるというメリットもあります。自宅で保管するという意味で、デザイン性の高い容器も売っています。インテリアにこだわっている方はそちらを利用してみるのも良いでしょう。ペンダントに遺骨や写真を入れる方法もあります。 |
散骨 | 散骨はペットの遺骨を火葬後に細かいパウダー状になるよう加工し、特定の墓に埋葬せず自然に還すことができます。散骨をするためにペットの遺骨を細かくパウダー状への加工作業は個人では難しいため、専門業者に依頼するのがオススメです。 ペット専門の火葬業者や霊園などの中には、散骨を希望する人のために遺骨を粉々に粉砕するサービスを提供している所もあります。火葬前に申し込みをしておくと、散骨に適した状態で引き渡してもらえるためその後の処理がスムーズです。 ペットの思い出の詰まった自宅の庭に散骨すれば身近に感じることができますし、海や山などに散骨すれば自然に還す気持ちでペットを送ることができます。 |
ペットの供養方法について、以下で解説しているので参考にしてください。
大切に暮らしてきたペットとの別れは、非常に悲しいものでしょう。その悲しみによって、心身に影響が生じる方もいるため、悲しみを克服するためにも以下の項目を確認しましょう。
ペットロスとは、「ペットを亡くした」という飼い主の体験などによる悲しみのことをさします。ペットロスは全く珍しいことではなく、ペットを亡くした飼い主であればだれでも経験する出来事です。
しかし、なかにはペットロスの悲しみが重症化して、心の病や身体的な病気を患ってしまう人もいます。こういった症状を「ペットロス症候群」と呼びます。
ペットの死に直面し、悲しみでどうしようもなくなる事もあるでしょう。辛い時には、無理をせず、悲しみのままに悲しむことが、ペットロスを克服する上で最も重要です。
周りの目を気にするなどし、自分の感情に嘘をついても今後、亡くしたペットに対する感情が付きまとうでしょう。嘘をつかずに、悲しいときは感情のままに思いっきり泣くことが一番なのです。
また、信頼できる人や有識者と話をするのも良いでしょう。ペットロスを経験したことのある人や気の知れた友人と話すことで、アドバイスを得ることができたり、また、孤独感を感じなくなっていくでしょう。
他にも、新しいペットを飼うなどさまざまありますが、無理のないペースで向き合っていきましょう。
共に過ごしてきた大切なペットが亡くなってからの処置やその流れについて解説しました。
ペットが亡くなった直後から行わないといけないため、まだ気持ちの整理がついてないかと思われますが、向き合うことが大切です。
ペットの最期のお見送りや、葬儀に関して検討される際は、是非ご相談ください。